Lisa the Pointless

無意味だ、無価値だ、無情だ。だけど……

 

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こんにちは、D・フォルトです。前回のHopefulに引き続き、今回もLisa 二次創作ゲームについて紹介記事を書きました!

今回紹介するのはLisa the Pointless です。

Lisa the PointlessはAustin Jorgensen氏が制作したLisaシリーズ(First Painful Joyful)の二次創作として Edvinas Kandrotas (aka Ed)氏が制作したファンメイドゲームとなっています。こちらもHopeful同様フリーゲームとして、現在全三部のうち第一部がGameJoltで配信されています。

https://gamejolt.com/games/lisa-the-pointless/221705

↑リンク

 

こちらもPainfulのアポカリプス世界設定を共有しており、男しか存在しない世界で生きる男達を描いた物語となっています。

 

物語は主人公Alexの貧しい幼少期から始まり、成長後「GarbageMan」、ゴミ回収業者として働く姿、そしてFlash後の世界でPainfulでも登場したガベージ島で「GarbageMan」、ゴミとして棄てられる負傷したAlexが一連のムービーで描写されています。その後偶然瀕死の彼を見つけたガベージ島の住人Joelに介抱され、よりよい居場所を求める二人の奇妙な冒険が始まります。

 

※以下暴力表現を含むコンテンツが表示されます。

 


LISA: The Pointless "Mystics of Trash and Violence" Trailer

 

魅力

 

Lisa the Pointless魅力は何といってもEdvinas Kandrotas氏による細やかな表現の数々にあるでしょう。そのためか現在制作進行中のLisa the RPG二次創作の中でも随一の注目度を誇っています。

 

 

・ストーリー

 

全てを失いGarbageManとなったAlexとオレイサの最下層ガベージ島に住むJoelが支え合い数々の困難を潜り抜けていく様は痛快なバディ物の映画を見ているかのようです。(特にJoelの顔が良いですし)3部作の内の一つ目ということもあり鬱要素は少なく、二人の関係は拗れることなくオレイサで必死にいきようとする気丈さを見ることが出来ます。

 

 

・グラフィック・キャラクター

 

背景や陰、キャラクターグラフィック等、非常に細やかに描かれています。出てくるキャラクターの多くは、オレイサの中でも環境が悪いエリアであるためか顔面が崩壊していたり極度に肥満体であったりと、幸か不幸か緻密なグラフィックも相まって生理的嫌悪を容易に催します。汚っさんがたくさん。

物語の始まりがLisa the Painfulゲーム開始時よりも前日に設定されてると推測されるため、第一部では道中戦闘するJoyMutantの数は2体と、それ目当てのプレイヤーにとっては少し物足りなく感じるかもしれません。

 

 

・BGM

 

全般として響き渡るような音が特徴的でしょうか。そういった下地に高低が激しいメロディを加えて不安定さを演出したり、上部に張ったトレーラーの題名にもなっている「Mystics of trash and violence」のイントロ部分のような綺麗めの音のみを使ってもの寂しさを感じさせたりと、なかなか面白いサウンドをしています。

 

 

・戦闘

Lisa the Pointlessの戦闘システムはLisa系統ゲームの中でも最も特殊で難しいと言えるでしょう。敵のHPは表示されるものの、Joelは数少ない空き瓶や汚い水の入った瓶でのみダメージを与えることができず、唯一のアタッカーと言えるAlexもスキルの燃費があまりよくなく、状況に応じてスタンスをとってSPを回復させる必要があります。

またパーティメンバーが2人と少なく、一度Stanなどで行動が阻止されると一気に態勢が崩壊してリカバリーが困難になるなど、今まで以上に相手の行動を予測した行動選択の必要があります。

AlexとJoelはどちらもHP回復スキルを持っておらず、回復アイテムが途中まで店が無かったりmagの不足で補給できなかったり、セーブクロウのシステムが特殊だったりと難易度は非常に高いです。

バフやデバフの内容を理解しておかないと第一エリアのボス攻略さえ困難になるでしょう。

 

本日はここまでです。次回はHopeful簡易攻略ガイドか、Pointlessスキル、バフデバフ解説の予定です!